選挙権はね

今朝の西日本新聞朝刊「春秋」に掲載されていました。
読んでみてください。・・・



若い皆さんへ。

選挙で投票できる年齢が２０歳から１８歳に引き下げられます。
高校生の一部も１票を投じることになります。

それに合わせ中学、高校でも政治を勉強する機会が増えるでしょう。
政治なんて興味ない。難しそうで面倒だ。受験に関係ないし。
そう思うかもしれません。
でも、ぜひ知っておいてほしいことがあります。

日本には約１千兆円の借金があります。
桁違いでピンとこないでしょうが、
世帯数で割ると１家族に２千万円近い借金があることになります。
この借金を引き継ぐのは誰か。皆さんの世代です。

少子高齢化が進んでいます。
昔は多くの現役世代で高齢者を支える「胴上げ型」でした。
今は３人で１人を支える「騎馬戦型」。
このままでは遠くない将来、１人が１人を支える「肩車型」に。
肩に担ぐのは誰か。皆さんの世代です。

自衛隊が他国軍と一緒に戦えるようにする法案が国会で審議中です。
成立すれば、海外で戦争に巻き込まれる可能性が高まります。
自衛隊は大変だな、では済まされないかもしれません。
もし自衛隊入隊者が激減したらどうなるでしょう。
かつて日本にもあった「徴兵制」。
万が一、復活すれば、銃を握らされるのはだれか。皆さんの世代です。

大人は何をやっているんだ。政治に無関係ではいられない。
そう感じたら、よーく考えて、思いを１票に託してください。
未来を変えられるのは、若い皆さんです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西日本新聞　「春秋」　２０１５．６．１９より

　　　　　　

若い皆さん、どうかよろしくお願いします。

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